アリゾナ州立大学は、都市部で最も涼しく日陰の多い歩行ルートを見つけるためのオープンソースのオンラインツール「Cool Routes」を開発した。現在、このプラットフォームはテンピ・キャンパスを対象としており、酷暑の都市で歩行を困難にするヒートアイランド現象への対策を目的としている。
このツールは、米国地質調査所の高解像度データを使用し、建物や樹木による日陰を分析することで平均放射温度を算出する。また、予報された気象状況や時刻を組み込み、6方向からの熱環境をシミュレートする。
本プロジェクトの共同リーダーであるアリゾナ州立大学の都市情報科学者、アイザック・ブオ氏はその手法について次のように説明した。「例えば2分程度の回り道をする余裕があるなら、日陰の多いルートを案内することができます」
研究チームは、夏の暑い日に「MaRTy」と呼ばれるモバイル計測カートを使用して計算結果の検証を行った。このプラットフォームはオープンソース化されており、他の都市でも植樹計画や日陰のあるバス停の整備などに活用できるようになっている。