中国の研究チームが発見した「Changesite-(Ce)」という名の月面鉱物が国際鉱物学連合に承認され、世界で11番目に特定された月面鉱物となった。これにより中国の発見数は4つとなり、米国と並んだ。この鉱物は、中国が初めて回収した月隕石である「Pakepake 005」から見つかった。
中国地質調査局は、中国の研究者が月隕石の中から発見した新たな月面鉱物「Changesite-(Ce)」が、国際鉱物学連合に承認されたと発表した。これは世界で11番目に特定された月面鉱物であり、中国の発見総数は4つとなり、米国と並ぶ結果となった。
この鉱物は、2024年1月に新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠で発見された、中国で初めて回収された月隕石「Pakepake 005」から採取されたものである。隕石サンプルから特定された月面鉱物としては、米国やドイツの研究チームによるものに次いで3例目となる。
Changesite-(Ce)は、セリウムとマグネシウムを含む希土類リン酸塩で、セライト超群に分類される。中国地質科学院の主任研究員である王艶娟氏は、今回の発見が月の起源と進化に関する「重要な鉱物学的証拠」をもたらすだけでなく、月におけるマグマのプロセスや希土類元素の分布について知見を与えるものだと述べた。