物流大手のDHLは、イランをめぐる米イスラエル間の対立や予測困難な関税措置による混乱がある中でも、中国企業のグローバル展開を追い風に、2030年までに収益が大幅に拡大すると予測している。同社のグローバルフォワーディング・フレート事業部門のCEOであるオスカー・デ・ボック氏は、上海で行われたインタビューで、サプライチェーンにおける中国の極めて重要な役割を強調した。
世界的な貿易フローは、イランをめぐる米イスラエル間の対立や、予測不可能な関税政策によって深刻な混乱に直面している。しかし、ドイツに拠点を置く物流大手のDHLは、中国企業のグローバルな野心の高まりを背景に、依然として収益の急増を見込んでいる。DHLは、2030年の収益を2023年比で50%成長させるという目標を掲げている。火曜日に上海で行われたグループインタビューの中で、同社のグローバルフォワーディング・フレート事業部門CEOであるオスカー・デ・ボック氏は、中国の中堅企業を主要な顧客基盤と見なしていると語った。「世界全体のサプライチェーンを見れば、中国が極めて重要な役割を担っていることは明らかです」とデ・ボック氏は述べた。「中国から世界各地への流れは、依然として増加しています」。デ・ボック氏は、中東情勢の危機や貿易障壁が変化する中でも、中国の対外貿易の回復力がDHLの野心的な目標を支えていると指摘した。海外進出を図る中国企業が押し寄せる波は、同社にとって大きな成長の可能性をもたらしている。