元PlayStation Studios会長のショーン・レイデン氏は、LinkedInでXbox Game Passの将来について「暗い見通し」と述べた。この発言は、Xbox責任者のアーシャ・シャルマ氏が同サブスクリプションサービスは高コストであり、抜本的な見直しが必要だと示唆したことに続くものだ。Microsoftは2年前の3400万人の有料会員報告以降、加入者数を更新していない。
元PlayStation Studios会長のショーン・レイデン氏はLinkedInへの投稿で、Microsoftが「芳しくない診断結果と悲観的な見通しにもかかわらず、サービスを健全なものにしようと必死に取り組んでいる」と指摘し、業界にとって「明確な事後検証」が必要ではないかと提言した。Respawn Firstが最初に報じたこの発言は、アーシャ・シャルマ氏をはじめとするXbox経営陣が抱くGame Passの持続可能性への懸念と重なる。Microsoftが最後に指標を公開したのは2024年で、有料会員数は3400万人とされたが、それ以降の更新はない。レイデン氏は以前、GamesIndustry.bizに対し、「ゲーム界のNetflix」モデルには反対であると述べており、音楽業界で「音楽を買う人が事実上いなくなった」Spotifyの影響になぞらえていた。Game Passは業界内で意見が分かれている。一部の開発者はニッチなプロジェクトの生命線と捉える一方、批評家はプレイヤーに定価で買う習慣を失わせ、ゲームの価値を下げていると主張する。Microsoftはサービスが利益を生んでいると主張するが、制作費が高騰する中でファーストパーティスタジオや外部タイトルの資金調達をどう維持するかという疑問は消えていない。Game Fileによると、例えばMicrosoftは、協力型ダンジョン・ブロウラー『Awaysis』の7桁台に及ぶ開発費を全額負担し、Game Pass専用で永続的に提供する契約を結んだという。ゲームデザイナーのジェイク・カズダル氏は、Microsoftがそのための専門の資金調達グループを立ち上げたと指摘した。Bethesdaのマーケティング担当VPだったピート・ハインズ氏ら元Xboxスタッフも、サービス側のニーズとクリエイター側のバランスが取れなければサブスクリプションモデルは失敗のリスクを孕むと強調している。課題は高コストにあり、元Xbox幹部のサラ・ボンド氏によれば『レッド・デッド・リデンプション2』の1年間の配信には6000万ドルを要し、『コール オブ デューティ ブラックオプス 6』の開発・マーケティング費は10億ドル近くに達したという。Microsoftはかつて2030年までに1億1000万人の加入者を見込んでいたが、現在は段階的な価格設定や初日配信の遅延などを検討している。