中国の労働節休暇中、香港南部の水域でアジサシの繁殖地となっている蒲台島近くの無人島に、5人が上陸しているのがバードウォッチャーによって目撃された。環境保護団体「グリーン・ホープ香港」は、こうした攪乱が鳥の抱卵放棄につながる恐れがあると警告している。目撃されたのは休暇の2日目であった。
非営利団体「グリーン・ホープ香港」のオンライン投稿によると、中国の「ゴールデンウィーク」休暇の2日目、無人島に5人が上陸し、バックパックなどの荷物を降ろしている様子がバードウォッチャーによって目撃された。彼らが何者であるかは現時点では明らかになっていない。
同団体は投稿の中で、「アジサシは非常に神経質な鳥であり、攪乱されると巣を放棄する可能性がある。一度繁殖地を放棄してしまうと、将来的に戻ってくることは極めて困難である」と指摘している。
「生態系にとって極めて重要なこの時期に、ボート業者や観光客がこれらの島へ客を運んだり、上陸させたりすることのないよう強く要請する」
アジサシは主に小魚や空中の昆虫を餌としている。世界には約40種が存在し、香港では12種が確認されている。香港漁農自然護理署(AFCD)によると、そのうちの3種が夏季に香港の離島の岩礁で繁殖しており、蒲台島近辺もその一つとなっている。