三重県は、機密情報の漏洩を防ぐため、職員に日本国籍を要求するルールの復活を検討している。職員らは、中国の国家情報法を例に挙げ、住民の個人データや農業の貿易秘密などのリスクを指摘した。1月末に約1万人の住民を対象とした調査を実施し、最終決定を下す予定だ。
三重県政府は、12月24日に、外国人職員の採用を停止する可能性を発表した。主な懸念は、情報漏洩であり、特に2017年に制定された中国の国家情報法が、中国国民や組織に諜報当局への協力を義務づけている点を挙げている。この法律により、住民の個人情報、農業分野の貿易秘密、災害管理情報が危険にさらされる可能性があると説明した。
1999年度に、外国人住民の社会参加を促進するため、国籍要件を廃止した。当時は税務関連などの一部の職種を除き、すべてのカテゴリーで要件を撤廃した。現在、49の職種のうち44が外国人に対して国籍要件を設けていない。2005年度以降、9人の外国人を採用しており、そのうち1人は現在も医療分野で勤務中だ。国籍要件を復活させた場合でも、この医療従事者は保持する計画だ。
日本全国の47都道府県のうち、三重を含む12県(神奈川や大阪を含む)で、知事直轄の部署や局での採用に国籍要件がないと、三重県政府は述べている。国家公務員になるためには原則として日本国籍が必要であり、地方法もこれに倣う動きが見られる。
一方、自民党の外国人政策本部は、外国人に関する政策の調整を強化するための3つのプロジェクトチームを設置した。塩田義隆本部長は、「外国人政策は、日本社会の秩序ある維持と発展を支える国家的な課題だ」と述べ、1月に政府への中間報告を予定している。このような動きは、日本の高齢化と労働力不足に伴う外国人受け入れの増加を背景に、統合とセキュリティのバランスを模索するものだ。