「アウトランダー」シーズン8第7話「Evidence of Things Not Seen(見えざるものの証拠)」では、ファーガスが印刷所で発生した悲劇的な火災の中、息子たちを救おうとして命を落とす。また、クレアとジェイミーの死産した娘フェイスの物語の全容も明かされ、家族にまつわる一連の事実を通じて、彼女の血筋がファニーへと繋がっていることが示された。18世紀の植民地を舞台に、深い悲しみと対立が描かれる。
シーズン2から登場していた印刷業者のファーガスは、政治的信条を巡り町の人々から高まる脅威にさらされていた。印刷所で息子ジャーメインとアンリ・クリスチャンに仕事を教えていた間も、買い物中にマルサリにトマトが投げつけられる事件や、匿名の脅迫状が届くなど、一家は嫌がらせを受け続けていた。その夜、印刷所で火災が発生。マルサリが娘たちを避難させる一方、ファーガスは息子たちと共に屋根に取り残される。ロジャーが滑落したアンリ・クリスチャンを救助したが、直後に屋根が崩落し、ファーガスは炎の中に飲み込まれた。同時刻、予感に目を覚ましたジェイミーはクレアに「何が起きたかは分からないが、ひどく嫌な予感がする」と語る。深く悲しむマルサリはブリアナに対し「長年連れ添った彼と、自分がどこで境界を分かっていたのかさえ分からない」と打ち明けた。ブリアナは自身の妊娠を告白し、家族が5人になったと伝えた。ジェイミーは養子のファーガスのために棺を作り、ファニーが追悼のために作ったケルン(石塚)に石を置く。そこでファニーは彼を「おじいちゃん」と呼んだ。一方で、ファニーの出自とフェイスの関係も明らかになる。ファニーの形見の中にあったレースの切れ端がきっかけで、クレアはそれがパリとの繋がりを示していることに気づく。イアンからの手紙で、ジェーンの物語を記した記者のメモを通じてその事実が裏付けられた。物語によれば、レイモンド師が赤ん坊のフェイスを薬局の向かいに住むレース職人に託し、謎めいたブロホ・トゥアラッチ夫人(クレア)が見つからなかったため、その職人が彼女を育てたという。1744年の回想シーンでは、レイモンドが職人に、クレアがフェイスに歌った「I Do Like to Be By the Seaside(海辺が好き)」を教える様子が映し出された。クレアはファニーに「彼女が探していたのは私よ。私はブロホ・トゥアラッチ夫人なの」と告げる。一方、ウィリアムはベンが死を偽装した件でアマランサスを問い詰め、ジョン卿がパーシーにキスをしている現場に踏み込む。ウィリアムはジョンを「嘘つきで偽善者、ソドミー(男色)の輩だ」と非難。ジョン卿は、ジェイミーと共にウィリアムのために払ってきた犠牲を主張し、自身を弁護した。