米連邦最高裁は月曜、移民税関捜査局(ICE)が合法的な永住権保持者を保釈審問なしに無期限で拘束できるかどうかを問う裁判について、来期の審理を行うと発表した。
本件は、2人のグリーンカード保持者をめぐる争いである。1983年にジャマイカからニューヨークに移住したキャロル・ブラック氏は、2019年にICEによって7か月間拘束された。また、2011年から居住しているG.M.氏は21か月間拘束された。
第2巡回区控訴裁判所は、両名には適正手続きの基準に基づき、保釈審問を受ける憲法上の権利があるとの判決を下している。これに対し連邦政府は、拘束期間にかかわらずそのような審問は不要であるとの判断を連邦最高裁に求めている。
両名を代理するアメリカ自由人権協会(ACLU)は、2人ともすでに釈放されているため本件は係争の利益を失っている(無益である)と主張しており、最高裁はこの「無益性」の問題も審理対象に加えた。
今回の論争には、移民国籍法、および「デモア対キム事件」や「ジェニングス対ロドリゲス事件」といった過去の判例が深く関わっている。