中国南西部の雲南省は、同省内の乾熱河谷における劣化した生態系を段階的に回復させるための2030年目標を策定した。
雲南省林業草原局は木曜日、この新しい実施計画を発表した。対象となる河谷は13の市・州にまたがる53の県級行政区に広がり、その総面積は1万5400平方キロメートルに及ぶ。これらは主に金沙江、紅河、怒江、珠江、瀾滄江の流域に分布しており、中国全土の乾熱河谷面積の約40%を占めている。計画では、核心保護区内での開発を禁止するとともに、希少・絶滅危惧種の監視強化、生息地の回復、森林火災警戒システムの強化、森林病害虫および侵略的外来植物への対策強化を求めている。雲南省は年間少なくとも4万ヘクタールの緑化事業を実施し、水資源の状況や現地の条件に基づいた回復作業を進める方針である。また同省は、林業と連携した産業の重点県を15か所以上育成し、マンゴーや柑橘類、コーヒーといった高温気候に適した作物の栽培拡大を図るほか、生態系の安定を損なわない範囲での森林観光の促進も計画している。