2026年5月に撮影された商用衛星画像により、中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠にある遠隔試験場において、米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦に酷似した実物大の模型が確認されたと専門家が指摘した。この標的の存在を最初に公に指摘したのは、台湾国防研究イニシアチブ(Taiwan Defense Studies Initiative)共同創設者のジョセフ・ウー氏である。
2026年5月に撮影された商用衛星画像によると、中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠に、米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦に酷似した船形の構造物が設置されていることがわかった。これはザ・デイリー・ワイヤ(The Daily Wire)などの報道機関がオープンソースの画像分析家を引用して報じたものである。(dailywire.com)
ザ・デイリー・ワイヤの報道によれば、この構造物を最初に公に特定したのは、台湾国防研究イニシアチブの共同創設者であるジョセフ・ウー氏であった。画像には、過去の兵器試験活動に付随するものと一致する残骸らしきものに囲まれた模型船が写っており、分析家らは、これが対艦兵器の開発および試験用標的として意図されている可能性が高いと評価している。(dailywire.com)
この建設は、同地域の広域にある砂漠の試験場で過去に発見されたものと同様の動きである。2021年には、米海軍協会(U.S. Naval Institute)が公開し、当時広く報じられた衛星画像により、新疆の若羌(Ruoqiang)にある試験場で、米国の航空母艦やアーレイ・バーク級駆逐艦の形状をした標的が確認されていた。(dailywire.com)
こうした画像が浮上した背景には、6月に高まった台湾海峡を巡る緊張がある。台湾軍は、米軍から供給されたHIMARS(高機動ロケット砲システム)を用いた実弾演習を実施し、射程を短縮した訓練用ロケットを台湾海峡方面の西海岸沖に向けて発射した。AP通信は、HIMARSのロケットが海峡の海域に向けて発射されたのはこれが初めてであると報じている。(apnews.com)
これとは別に、2026年6月24日(水)、台北にある英国、フランス、ドイツの代表事務所は異例の共同声明を発表した。声明では、台湾東方の海域における中国の「新しい」活動に対して懸念を表明し、地域の安定や航行の自由を脅かす可能性があると警告している。(apnews.com)