中国本土からの旅行者にとって、韓国が春節のトップ目的地として日本を抜く見込みだ。これは新型コロナ禍以来初めての出来事で、ビザ緩和が主な要因となっている。予約データによると、韓国への中国人訪問者は前年比最大52%増の見通しだ。
中国の春節(旧正月)旅行市場で、韓国が日本を上回る転換点が訪れている。市場調査会社China Trading Deskのデータによると、2月15日から始まる9日間の休暇中に、韓国へは23万から25万人の中国本土からの訪問者が予想される。これは前年の休暇(1日短かった)比で最大52%の増加だ。一方、日本への中国人到着数は前年比最大60%減少する見込みで、円安による人気にもかかわらず、観光客の流出が深刻化している。
この変化の背景には、北京と東京間の外交摩擦の高まりがある。韓国は中国団体旅行者向けのビザを積極的に緩和しており、これが中国人旅行者の選択を後押ししている。また、タイなど他の地域の安全懸念も間接的に影響を与えている可能性がある。春節は中国の最大の旅行シーズンで、こうした動向は両国の観光産業に大きな影響を及ぼすだろう。
日本は近年、中国人旅行者の人気先だったが、地政学的緊張が旅行意欲を削いでいる。韓国政府のプロアクティブな政策が功を奏し、初めての首位奪取が現実味を帯びている。