欧州の規制当局は、KTMのディーラーが排ガス規制装置を取り外したエンデューロバイクを販売していたとの報告を受け、調査を開始した。調査対象にはKTMブランドに加え、傘下のハスクバーナおよびGASGASのモデルも含まれる。KTMは疑惑を否定し、すべての車両は工場出荷時に規制を完全に遵守していると表明した。
今回の調査は、複数の国のディーラーがEXCタイプのエンデューロモデルから排ガス規制装置を取り外し、フルパワー化するマップをインストールしていたとする報道が発端となっている。これらの変更により排ガス量と騒音レベルが上昇し、公道走行の要件を満たさなくなる。一部の制限解除された車両は、規則に反して欧州各国で登録されていたと報じられている。KTMは声明で、これらの主張を断固として否定した。同社は、KTM、ハスクバーナ、GASGASのすべてのエンデューロモデルは、公道走行可能な型式認定を受けた状態で独占的に販売されていると指摘した。また、ディーラーが顧客の要望に応じて競技用に車両を設定する場合があるが、その時点で公道走行の認可は無効になると付け加えた。エンデューロモデルはKTMの世界総販売台数の約3%を占める。KTMは、オートバイによるCO₂排出量はドイツ全体の約0.3%に過ぎず、競技用モデルはそのごく一部に過ぎないと強調した。