フロリダ州のジェームズ・ウスマイヤー司法長官は、テスラの自動運転システム(Autopilot)が関与した死亡事故をめぐり、同社に2億4300万ドルの支払いを命じた連邦地裁の評決を取り消すよう連邦控訴裁判所に申し立てた。この要請にはアラバマ州とジョージア州の司法長官も加わっており、判決全体および懲罰的損害賠償額の双方を異議申し立ての対象としている。
ウスマイヤー司法長官は7月9日、第11巡回区連邦控訴裁判所に準備書面を提出した。この書面では、判決の破棄、あるいは2億ドルの懲罰的損害賠償額を補償的損害賠償額の3倍に減額するよう求めている。アラバマ州およびジョージア州の司法長官もこの書面に署名している。
今回の評決は、2025年8月にマイアミの連邦陪審によって下されたものだ。陪審団は、2019年にキーラーゴで発生し、ナイベル・ベナビデス・レオン氏が死亡、同乗していたボーイフレンドが負傷した事故について、テスラに33%の責任があると判断した。これにより、テスラに対して約4300万ドルの補償的損害賠償と2億ドルの懲罰的損害賠償の支払いが命じられた。
ベス・ブルーム連邦地方裁判所判事は2月、この評決を支持する判決を下した。テスラはこれに対し控訴しており、事件番号は「No. 26-10858」として受理されている。提出された書面では、一審裁判所が懲罰的損害賠償に関するフロリダ州の法定上限を適用しなかったと主張している。