米国家運輸安全委員会(NTSB)は、6月にテキサス州ケイティで発生し、住宅内にいた76歳の女性が死亡した事故に関する予備調査結果を公表した。報告書は、44歳のドライバーが衝突の直前にテスラのフルセルフドライビング(FSD)システムを手動で解除していたと結論付けている。
この事故は2026年6月19日に発生した。2025年型テスラ モデル3が時速70マイル(約113キロ)を超える速度でローズ・ホロウ・レーンの車線を逸脱し、住宅に衝突した。車両のデータによると、制限速度時速30マイル(約48キロ)の道路上で、ドライバーがアクセルペダルを100%踏み込み、FSD(監視付き)を解除していたことが判明した。
NTSBの調査官は、事故が発生した午後8時3分ごろ、天候は快晴で路面は乾燥していたことを確認した。ドライバーのマイケル・バトラー容疑者は軽傷を負い、住宅内にいたマーサ・アビラさんが死亡した。
バトラー容疑者は過失致死罪で起訴されている。遺族はバトラー容疑者とテスラの両社に対し、過失があったとして提訴した。NTSBによる調査は現在も継続中であり、米高速道路交通安全局(NHTSA)もFSD搭載車両に関する個別の調査を行っている。
テスラのAIソフトウェア担当副社長アショク・エルスワミー氏はX(旧Twitter)上で、ドライバーがアクセルを全開に踏み込むことでシステムを手動解除したと述べており、この詳細は車両データによっても裏付けられた。