青森県東方沖でマグニチュード7.5の地震が発生した後、日本政府は北海道から千葉県までの182自治体に初の巨大地震注意喚起を発令した。この注意喚起は1週間続き、住民に即時避難準備を促している。一部の高齢者施設は準備を進めているが、対応に不安を訴える声もある。
2025年12月8日午後11時15分頃、青森県東方沖でマグニチュード7.5の地震が発生し、八戸市で震度上6を記録した。この地震により、各地で負傷者が出るとともに住宅火災が発生。北海道から東北地方にかけての広い範囲で津波警報が発令され、11万人以上が一時避難した。寒さの厳しい深夜の発生だったため、一部住民は避難をためらった可能性がある。
地震後、日本気象庁は初の「余震注意情報」を発令。内閣府は北海道と三陸太平洋沿岸地域に注意を呼びかけ、1週間の警戒期間を設けた。このシステムは2022年12月に導入され、2011年の東日本大震災の教訓に基づく。マグニチュード7.0以上の地震が発生した場合に発令され、巨大地震の発生確率が通常の0.1%から1%に上昇するとされる。内閣府の森久保司官房長は記者会見で、「大規模地震の発生は不確実だが、命を守る防災対策を優先してほしい」と述べ、冷静な対応を求めた。
対象は北海道から千葉県までの7県182自治体。住民は家具の固定や避難経路の確認、家族との連絡方法の見直しを推奨される。八戸日本赤十字病院の藤沢健太郎副院長は、「予期せぬ状況に備えなければならず、高齢者らの安全を守る」と語った。一方、過去の南海トラフ地震関連情報では、83%が情報を知ったものの、避難場所確認は6%にとどまった。東京大学の中島直也教授は、「前回のメッセージの曖昧さが行動を阻害した。今回は改善されたが、住民の反応を検証する必要がある」と指摘。
青森県三沢市のほりぐちひばり園では、園長の出藤裕太郎氏(32)がドアの点検や家具の固定、避難経路の確認を完了したと述べ、常時警戒を強調した。歴史的に、この地域では1963年のマグニチュード8.5や2011年の東日本大震災前に大地震が発生しており、警戒が続く。