研究チームは、鉄分を豊富に含む岩石から水素を生成すると同時に二酸化炭素を固定できることを実験で実証した。この成果は先日の地球科学関連の会議で発表されたもので、クリーンエネルギーの創出と気候変動対策の両立を目指している。現在は、この手法の大規模な実証に向けたフィールド試験が計画されている。
テキサス大学オースティン校の科学者らは、加圧容器内に火山岩のサンプルを入れ、地下環境を模した圧力1.2~1.7メガパスカル、温度90度の条件下で実験を行った。二酸化炭素を含む水を加えたところ、不活性ガスを用いた対照実験よりも多くの水素が放出された。これは炭酸が岩石表面の分解を促進したためと考えられる。