ザンビア中央部の温泉から採取されたガスに、地殻深部からの流体が地表へ上昇している兆候が見られ、大陸リフト(裂け目)が初期段階にある可能性が示唆された。研究者らは、これが新たなプレート境界の形成の始まりである可能性があるとしている。この発見は、カフエ・リフトで採取された試料の分析によるものである。
カフエ・リフトは、タンザニアからナミビアにまで及ぶ全長2500キロメートルの地帯の一部を形成している。地質学者は以前から、この地域の重力の低さ、地下の高い地熱、そして小規模な地震に注目してきたが、地殻深部での活動を裏付ける直接的な証拠はこれまで得られていなかった。5つの温泉と3つの井戸から採取されたヘリウムと炭素の同位体を分析した結果、その特徴が地殻から最大190キロメートル下の深部からのものと一致することが判明した。