フィリピンの汚職専門裁判所サンディガンバヤンは、寝たきりの状態にある元公務員が自宅で刑期を服すことを求めた申請を棄却した。裁判所は、そのような措置をとる法的根拠はないと判断した。
サンディガンバヤン第3法廷は5月25日にこの決定を下した。これにより、スリガオ・デル・ノルテ州ダパの元自治体予算担当官であるゾシマ・クイゾン氏による申し立てが退けられた。
クイゾン氏ら3名は、2008年に1303万ペソ相当の重機を不正に調達した汚職罪で有罪判決を受けていた。それぞれ6年から8年の禁錮刑が言い渡され、公職追放処分となっている。
裁判所は、フィリピンの法律では自宅での服役は30日以下の短期間の刑にのみ認められていると指摘した。その上で、クイゾン氏に対しては恩赦を求めるよう助言し、矯正局に対しては同氏の医療的ニーズに対応するよう指示した。