コロンビア大学の研究チームは、二酸化炭素濃度の上昇が上層大気を冷却する正確なメカニズムを特定した。この知見は、地表の温暖化が進む中で数十年間にわたって観測されてきた成層圏の冷却現象を説明するものである。この研究成果は「ネイチャー・ジオサイエンス」誌に掲載された。
地表から約11キロメートルから50キロメートルの層である成層圏は、1980年代半ば以降、約2度低下している。この冷却幅は、人間による二酸化炭素の排出がなかった場合に予想される数値を10倍以上も上回っている。このプロセスは、気象学者の真鍋淑郎氏によって1960年代に初めて予測されていた。