テニスのステファン・コズロフ(米国)が、2026年モレリア・チャレンジャーの1回戦で、ボールパーソンが誤って投げたボールが目に当たり、激昂したことについて謝罪した。その様子を捉えた映像がネット上で拡散され、大きな批判を浴びていた。コズロフは試合のフラストレーションが原因だったとし、自身の行動に責任を認めた。
ステファン・コズロフは、3月24日に行われた2026年モレリア・チャレンジャーの1回戦でアンドレス・マーティンに6-2、6-2のストレートで敗れた。試合中、ボールパーソンが投げたボールが28歳のコズロフの目に直撃。コズロフは痛みに顔を押さえながらコートに倒れ込み、主審が介入する事態となった。映像によると、ボールパーソンはその場で謝罪したが、コズロフは当初、主審に対して怒りを露わにしていた。その後、落ち着きを取り戻してプレーを続行したものの、この場面の動画はネット上で急速に広まり、コズロフの反応が過剰であるとの批判が視聴者から多く寄せられた。特にコズロフが試合で苦戦していたことが、その反応に影響したのではないかと見られている。2022年に自己最高位の103位を記録して以降、現在は265位までランキングを落としているコズロフは、翌25日にXで謝罪文を投稿した。「昨日、目にボールが当たった際の私の反応について、反省し、謝罪したいと思います。あれは事故であり、あのような対応をとるべきではありませんでした。コート上での苦しい状況で感情をコントロールできませんでした。私の責任です。ボールパーソンと関係者の皆様に申し訳なく思っています」と記した。この謝罪は、一方的なスコア展開によるフラストレーションが自身の態度に影響を与えたことを示唆している。過去にも同様のトラブルが選手を苦しめた例がある。2020年の全豪オープンでは、ラファエル・ナダルが誤ってボールガールにボールをぶつけてしまった際、すぐに駆け寄って彼女を気遣い、後には「とても勇敢な少女」と称えて自身のヘッドバンドをプレゼントした。対照的に、ノバク・ジョコビッチが2020年の全米オープンで線審に意図せずボールを当てて失格となった事例は、テニス界の歴史に残る論争の的となっている。コズロフが速やかに自身の行動を認め、責任を取ったことは、あらゆるトーナメントにおいてスポーツマンシップが強く求められていることを浮き彫りにした。