テスラは今週、Cybercabの車体パネルの製造工程において、着色剤を直接樹脂に混ぜ込む反応射出成形プロセスを導入すると発表した。この手法により、従来の自動車製造における塗装工程が不要となる。
テスラによると、この新プロセスによりパネル1枚あたりの塗装サイクルが数時間から数分へと短縮される。また、製造およびサプライチェーンにおける排出量を35%削減し、塗装段階で発生していた揮発性有機化合物(VOC)を完全に排除できるとしている。
同社は、金型に射出する前にポリマーに顔料を混合する仕組みを採用。クリアコートは、金型内での成形時、あるいはより迅速な後工程で塗布することが可能となる。
このアプローチは、生産の簡素化に向けたテスラの長年の取り組みに沿うものだ。イーロン・マスク氏は2018年にカラーバリエーションを削減したほか、2020年のインタビューでも、塗装工場がコストと廃棄物の大きな要因になっていると指摘していた。