TeslaのCybercabがEPA(米国環境保護庁)から適合証明書を取得し、自動運転ロボタクシーの実用化に向けた規制上の重要な一歩を踏み出しました。この認証により、同車がゼロエミッション車として連邦およびカリフォルニア州の排出ガス基準に適合していることが確認されました。公開された文書からは、車両重量、バッテリー容量、航続距離などの技術的な詳細も明らかになっています。
EPAは2026年5月26日付でこの証明書を発行し、市場導入日は5月29日とされました。今回の申請は、連邦政府のTier 3 Bin 0基準およびカリフォルニア州のZEV要件をカバーしています。
Cybercabは前輪駆動車で、最高出力219馬力(163 kW)のシングルモーターを搭載しています。電圧システムは326Vで、約48 kWhのリチウムイオンバッテリーパックを採用しています。車両重量は3,113ポンド(約1,412kg)、車両総重量(GVWR)は3,730ポンド(約1,692kg)です。
EPAの非調整航続距離テストでは、複合モードで418マイル(約673km)、高速道路モードで375マイル(約604km)を記録しました。Teslaは実走行での航続距離として約300マイル(約483km)を目標としています。この車両にはステアリングホイールやペダルは搭載されておらず、FSD(Full Self-Driving)ソフトウェアに完全に依存しています。
Giga Texasでは生産が開始されており、出荷待ちのヤードでは100台以上の車両が確認されているほか、ダラスやシアトルなどの都市ではテスト走行を行う車両も目撃されています。公道での自動運転ライドシェアサービスを開始するには、今後さらに各州の認可が必要となります。