富山県射水市の博物館で、こて絵職人が年末の清掃作業を行い、1年間の埃を丁寧に取り除いた。作品「双龍」は17メートルを超える大きさで、二匹の白い龍が向き合う日本最大級のこて絵だ。この伝統技法は地域の文化遺産を守る重要な役割を果たしている。
射水市にある博物館で、年末の清掃作業が行われた。こて絵職人の石崎勝則さんとその息子さんが、南砺市から訪れ、「双龍」と名付けられた作品の埃を丁寧に払った。この作品は17メートル以上の幅があり、二匹の白い石膏の龍が対峙する姿が特徴で、日本最大級のこて絵の一つだ。
こて絵は、さまざまなサイズのこてを使って石膏を重ね、立体的な画像や模様を作る伝統的な日本の工芸だ。射水市の小杉地区は古くからこて絵の中心地で、石膏師の竹内源三(1886-1942)の生誕地でもある。彼の作品は帝国ホテルのVIPルームなどを飾った。
作業では、作品の埃を払うだけでなく、白い石膏を使った格子状のパターンの名工壁にも雲母粉を振りかけて光沢を加えた。石崎さんは「作品をできるだけきれいにし、来年も多くの人が鑑賞できるようにしたい」と語った。
この清掃は、伝統工芸の保存と次世代への伝承を象徴するもので、地域の誇りとなっている。