米国は、海兵隊の生け贄訓練で対戦車ミサイルやロケットランチャーなどの重火器を日本地上自衛隊の5つの射撃場で追加使用したいと日本に伝えた。日本防衛省は地域住民の理解を得た上で許可する方針だ。
日本防衛省は12月24日、米国が地上自衛隊の5つの射撃場で重火器を使用したいとの希望を伝えてきたと発表した。対象となる射撃場は、北海道の雄津別射撃場、宮城県の大裾野原射撃場、山梨県の北富士射撃場、隣接する静岡県の東富士射撃場、および大分県の日田射撃場である。
これまで米軍は沖縄県のキャンプ・ハンセンで重火器を含む生け贄訓練を実施してきたが、1997年に銃器訓練を沖縄外のこれら5カ所に移設し、地元負担を軽減した。重火器訓練はキャンプ・ハンセンで継続されている。
防衛省幹部は「地域住民の理解を得た上で許可する」と述べ、同日から関係自治体への説明を開始した。米国側は、安全保障情勢の変化に対応し、より効率的・効果的な訓練を行うためだと説明した。両国間の年間生け贄訓練日数の上限は変更されない。
この動きは、日米同盟の強化を示す一方、地域住民の懸念も呼び起こす可能性がある。