ダンテ・アリギエーリの14世紀の著作『地獄篇』に、地球への巨大な小惑星衝突に関する初期の描写が含まれているとの新たな研究結果が発表された。マーシャル大学のティモシー・バーベリー氏は、同詩におけるサタンが地球の地形を変える宇宙的な衝突体として描かれていると論じている。この解釈は、文学的要素と現代の隕石衝突に関する知見を結びつけるものである。
バーベリー氏は、『神曲』におけるサタンの降下を、南半球への高速衝突になぞらえている。その衝撃は、地球の反対側に煉獄山を隆起させると同時に、地獄の九圏を巨大なクレーターとして削り出したとされている。同氏は、恐竜の時代を終わらせたチクシュルーブ衝突や、恒星間天体であるオウムアムアとの類似性を指摘している。