米道路交通安全局(NHTSA)は、視界不良時に発生したフルセルフドライビング(FSD)の事故調査の一環として、テスラが保有する「Radar Saves Us(レーダーが我々を救う)」と題された内部文書の提出を求めた。
NHTSAは、エンジニアリング分析「EA26002」の一環として、7月2日にテスラに対して24項目にわたる情報提供を要求した。この調査は、約320万台の車両を対象としており、太陽のまぶしさ、霧、空気中の粉塵など、視界が制限された状況でFSDが作動中に発生した9件の事故が調査対象となっている。そのうち1件は死亡事故、もう1件は負傷事故であった。
同局は、テスラが調査の初期段階で提出した「Radar Saves Us」という文書に関連するすべての内部通信、技術資料、データの提供を求めている。テスラは8月12日までに回答する必要があり、期限までに応じない場合、1日あたり最大2万7874ドル、上限約1億3900万ドルの民事制裁金を科される可能性がある。
その他の要求項目には、テスラおよびイーロン・マスク氏によるFSD機能に関する15件のマーケティング声明の詳細、2024年に行われた「FSD Degraded(FSD機能低下)」警告の変更点、およびカメラのみのシステムが故障した際を検知する内部システムの内容などが含まれている。この調査は当初、予備調査として開始されたが、3月に本格的な調査へと引き上げられた。