日本国内の夜間中学校に通う外国人出身生徒が増加する中、兵庫県姫路市の暁中学校では、本のレビューゲーム「ビブリバトル」を活用した日本語教育を推進している。この取り組みは、話し言葉と聞き取りスキルの向上を図り、学習を楽しくする狙いだ。
兵庫県姫路市にある暁中学校は、2023年に開校した夜間中学校で、ベトナムやフィリピンなどからの生徒を含む12人が在籍し、全体の26人のうち外国出身者が約半数を占める。外国出身生徒の増加に伴い、教育者は日本語指導の革新を迫られている。
先週の水曜日の夜、学校図書館でビブリバトルイベントが開催された。生徒たちは日本語の絵本を事前に読み、魅力的な部分を日本語で説明した。ネパール出身の生徒は、「読んで驚いたのは、カッパの子供が死んだと思ったけど、生きていてびっくりした部分」と、絵本を掲げて熱く語った。
26歳の3年生、ネパール出身の女子生徒は笑顔で、「日本語は難しいけど、好きな本を読むことで楽しく学べた。みんなが本の良いところを理解してくれて嬉しかった」と話した。
日本語担当の教員、藤原由佳氏は、「本の魅力を話したり、他生徒の発表を聞いたり、質問したりすることで日本語力が向上すると考えた」と説明した。校長の山下正道氏は、このプログラムが生徒の話し言葉と聞き取りスキルを育てるものだと評価した。
夜間中学校は年齢や国籍を問わず誰でも通える教育機関で、全国に公営のものが62校ある。2024年5月時点の在籍者は1,969人で、そのうち1,256人(約60%)が外国人である。こうした学校での革新的な教育手法は、外国人生徒の統合を支援する一例だ。