香港の歴史ある村、立ち退き迫る住民らが行き場を失う

洪水橋の田心村は、「北部都会区」プロジェクトの一環である「洪水橋・厦村新発展区」の建設に伴い、取り壊される予定である。住民らは、もはや打つ手がないと訴えている。

香港北部に位置する田心村には、約50世帯が暮らしている。村には伝統的なレンガ造りの家屋や宗祠(祖先を祀る建物)があり、何百年もの歴史を刻んできた。

40代の陳浩儀(チャン・ホーイー)さんは、亡き父が建てたこの家で生まれ育った。彼女によれば、陳氏一族はこの村に360年以上住み続けてきたという。

「昔の旧正月には、近所の住民全員が祖先の家であるここにいる祖父を訪ねてきたものです」と彼女は振り返る。「叔父が結婚したときは、ここで盆菜(プンチョイ)を調理し、3日間かけて祝宴を開きました」と陳さんは語った。

この村は、巨大プロジェクト「北部都会区」の一環である「洪水橋・厦村新発展区」の建設用地として、取り壊されることが決まっている。

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