2025年11月に香港の大埔(タイポー)で発生した死者を出した火災に関する最新の審問が月曜日に行われ、生存者らが証言を行った。その中で、自ら火災の危険を知らせるために隣家のドアを叩いて回り、そのまま犠牲となった白瑞蓮(パク・ソイリン)さんの行動が称えられた。夫の葉家駒(イップ・カークイ)さんと隣人の林燕明(ラム・インミン)さんは、彼女の行動を英雄的であるとしつつも「誰もが当然行うべきこと」と振り返り、「彼女があのような最期を迎えるべきではなかった」と語った。
2025年11月26日に大埔の宏福苑(ワンフック・コート)で発生したこの火災は43時間にわたって燃え続け、宏泰閣(ワンタイ・ハウス)を含む8棟のうち7棟が全焼し、168人が死亡、約5,000人の住民が避難を余儀なくされた。
3月30日に行われた裁判官主導の独立委員会による第5回証拠審問において、宏泰閣の住民である夫の葉家駒さんと隣人の林燕明さんが証言に立った。両名は、自身の階の住民に危険を知らせ、多くの命を救った白さんの親切心を称賛すると同時に、彼女の死を悼んだ。
「彼女がドアを叩いて回った行動は自然なことだったと思います」と葉さんは述べた。「それは誰もが行う単純な行動です」。二人は「彼女があのような運命をたどるべきではなかった」という点で意見を一致させた。
調査は引き続き火災の原因究明に向け進められている。