米上院外交委員会のメンバーであるクリス・ヴァン・ホーレン上院議員(民主党、メリーランド州選出)は、ドナルド・トランプ大統領によるイランの港湾に出入りする船舶の封鎖について、ホルムズ海峡の再開という政権側の目標達成は困難であるとの見解を示し、議会の承認を欠いたままの紛争は違法であると主張した。
米上院外交委員会のメンバーであるクリス・ヴァン・ホーレン上院議員(民主党、メリーランド州選出)は、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)の番組「A Martínez」のインタビューで、トランプ政権によるイランの港湾関連船舶への封鎖措置を批判した。
番組内でマルティネス氏が、テヘラン側に圧力をかける手段としてこの措置を正当化するトランプ大統領の音声を紹介すると、大統領は「我々は、ある国が世界を恐喝したり強請したりすることを許すわけにはいかない……そのようなことは絶対にさせない」と語った。(wusf.org)
ヴァン・ホーレン氏は、この封鎖によって政権が公言する目的が達成されるという前提を否定した。同氏は「ドナルド・トランプとネタニヤフ首相がこの違法な戦争を始める前、ホルムズ海峡は開かれていた」と指摘し、封鎖を「経済的なチキンゲーム」であり「負け戦」であると評した。(wusf.org)
また、ヴァン・ホーレン氏は、イランとの外交に関する大統領の公的な説明を信頼していないと述べた。同氏はNPRに対し、政権側は「情報のほとんどをリアルタイムで」議員と共有しておらず、上院では政権の意思決定者による公聴会も開かれていないと指摘した。さらに、トランプ大統領が以前、米国はイランと直接対話を行っていると主張した際、それについては「真実ではなかった」と語り、その後、パキスタンで交渉が行われたと付け加えた。(wusf.org)
経済への影響について、ヴァン・ホーレン氏は封鎖が石油やガス価格の上昇を招き、「肥料価格も押し上げる」と述べ、農家がすでに「悲鳴を上げている」と警告した。(wusf.org)また、国際通貨基金(IMF)は、この戦争が世界的な成長の重荷となり、インフレの高進を招いていると警告しており、紛争の波及効果や湾岸周辺の混乱に対する懸念が高まっている。(axios.com)
パキスタンでの会合で何が議論されているかという質問に対し、ヴァン・ホーレン氏は、報道によればイランの核濃縮プログラムが含まれていると回答した。同氏はバラク・オバマ政権下で交渉された2015年のイラン核合意(JCPOA)に触れ、トランプ氏が1期目に「それを破棄した」と指摘。また、自身の理解では、イランは以前に備蓄量を減らし、濃縮度を「約3.2%」まで下げていたと述べ、テヘラン側は過去の交渉において譲歩の意欲を示していたと主張した。(wusf.org)
ヴァン・ホーレン氏は、トランプ大統領は「議会の承認を一度も得ていない」ため、これは「違法な戦争」であると主張し、直ちに戦争を終結させるべきだと述べた。また、同氏は紛争に対する追加資金拠出には反対する意向を示した。(wusf.org)
インタビューの中でヴァン・ホーレン氏は、イランが「著しく弱体化」し、「指導者の多く」が殺害されたにもかかわらず、米国の安全は「かえって脅かされている」と述べ、レバノンを含む地域的な不安定さを指摘した。さらに、米国の目標は何一つ達成されておらず、トランプ大統領が公の場で「勝利した」と繰り返し主張している点にも言及した。(wusf.org)
上院が再開される中、ヴァン・ホーレン氏は米国の紛争介入に関連する採決を強制するため、「戦争権限決議」の推進を続ける意向を表明した。4月13日に発表された別の声明で、同氏は戦争権限決議を提出したことを明らかにし、同様の措置を追求する他の民主党上院議員と連携したことを伝えた。同議員の事務所によると、この決議は優先的な手続きに基づき、上院本会議で採決される可能性があるという。(vanhollen.senate.gov)
なお、NPRの番組はマルティネス氏がインタビューに応じた議員に謝辞を述べて終了した。(wusf.org)