上院議員らは、配車サービス(TNVS)各社が提出したドライバー受給者リストに重複した名前が含まれており、一部のドライバーが複数回にわたって給付金を受け取れる状態になっていたことを厳しく批判した。社会福祉開発省のレックス・ガッチャリアン長官は、これらを「幽霊ドライバー」と呼び、指摘がなければ政府は最大27億ペソの損失を被る可能性があったと述べた。
中東危機に対応するための特別委員会(PROTECT)の公聴会再開において、社会福祉開発省のレックス・ガッチャリアン長官は、デジタルプラットフォームを通じたドライバーへの支援金給付における課題を報告した。同長官は、TNVSから提出されたリストを「ジャンクリスト」と評し、氏名の末尾に「Jr.」が付いているものと付いていないものが重複するなど、二重あるいは三重に登録がなされており、電子ウォレットを通じて不正に二重受給が可能になっていたと説明した。
ガッチャリアン長官は「輸送ネットワーク会社からはクリーンなリストを提供すると約束されていた。しかし、給付の過程で、重複や三重登録、氏名の誤りが見つかった」と述べた。さらに、「もし何も確認せずに電子ウォレットを使用していれば、『幽霊ライダーやドライバー』に流れてしまい、本来必要とされている27億ペソもの貴重な資源を失うところだった」と付け加えた。
特別委員会の委員長を務めるシャーウィン・ガッチャリアン上院議員は、受給者リストの精査を怠り、給付の混乱や長蛇の列を招いたとしてTNVS各社を非難した。同議員は、4月18日にケソン市で給付金の列に並んでいたバイクタクシーのドライバーが心臓発作で死亡した件について言及した。
Grabフィリピンのチーフ・コーポレート・アフェアーズ・オフィサーであるシェリエリス・ボニファシオ氏は謝罪し、同社は「ジャンク」リストについて「責任を負う」と述べた。同氏は、より包括的な「過去のドライバーリスト」を新たに提供したと報告した。