デザイナーの山岸慎平は、パリの緑豊かな中庭でBed J.W. Fordの2027年春夏メンズコレクションを発表した。今回のコレクションは、イタリアのチンクエ・テッレで休暇中に目にした風景からインスピレーションを得ている。
「レモン」と題されたショーでは、ピンチェッタトゥーラ(ダーツや縫製による立体裁断)といったイタリアのテーラリング技術を取り入れたスーツに加え、着古したような風合いの軽量なTシャツや、レモンのプリントが施されたシースルーのストライプシャツなどが登場した。ピンストライプのトラウザーズには、スウェットパンツを彷彿とさせるストライプのウエストバンドが組み合わされている。
山岸は、イタリアのレモンの木の下で談笑する二人の母親の姿に心を打たれたと振り返る。「その光景には言葉にできない幸せな豊かさがあると感じました」とプレビューで語った。「これこそが真の豊かさなのかもしれないと気づき、その場に立ち尽くすほど感動しました」
このプレゼンテーションをもって、メンズのショーシーズンは幕を閉じた。リラックスした、官能的な夏の装いに焦点を当てた締めくくりとなった。