中国企業WH Group傘下のSmithfield Foodsは、象徴的なホットドッグブランドNathan’s Famousを4億5千万ドルで買収すると発表した。この取引により、アメリカ料理史の象徴が外国資本の手に渡ることになる。1916年創業のNathan’sは、Coney Islandのルーツと毎年開催されるホットドッグ早食い大会で知られている。
愛されるアメリカのホットドッグチェーンNathan’s Famousは、木曜日に発表された4億5千万ドル相当の取引でSmithfield Foodsに売却された。バージニア州に拠点を置く肉類生産者のSmithfieldは、2013年に中国のShuanghui Group(後にWH Groupに改称)により買収されていた。この買収には、ブルックリンのConey IslandにあるNathan’sのオリジナル店舗が含まれる。同店は、1916年にポーランド移民のNathan Handwerkerが米国到着後4年目に開業した場所だ。Handwerkerは手頃な価格のホットドッグを提供することで事業を拡大し、野球観戦、バーベキュー、7月4日の独立記念日と結びつくグローバルブランドに育て上げた。2017年にはメジャーリーグベースボールがNathan’sを公式ホットドッグに指定した。グローバル肉産業の大手であるWH Groupは、米国での投資実績があり、農地保有も含まれる。ピーク時には29州にわたり約15万エーカーを保有したが、トランプ政権下の政策変更により外国人の農地購入を制限する動きで約8万5千エーカーに減少した。この売却は、アメリカの象徴に対する外国資本の所有をめぐる議論を呼び起こし、過去のベルギーによるAnheuser-Busch買収などと比較されている。Nathan’sは長年アメリカ文化で称賛されており、E.B. Whiteの戦時エッセイで民主主義を「ホットドッグのマスタード」に例えたものから、TVドラマ『The West Wing』での言及まである。ブランドの年次ホットドッグ早食い大会は、2007年にJoey Chestnutが劇的に勝利したことで有名で、Coney Islandでの独立記念日のお祝いのハイライトとなっている。