西安交通大学の研究チームが、摂氏2400度でも強度を維持できるタンタル合金を開発した。先月「ネイチャー」誌に掲載されたこの研究成果は、航空宇宙分野、極超音速機、原子炉などへの応用が期待されている。
孫軍教授率いる同チームは、融点が摂氏3000度近い金属であるタンタルに着目した。研究では酸化物分散強化技術を用い、ほとんどの金属が摂氏2000度を超えると急速に強度を失うという課題を克服した。
「ネイチャー」誌の論文によると、この合金は極限の熱環境下でも荷重に耐える性能を維持するという。ニッケル基単結晶超合金のような従来の材料では、摂氏2000度の壁を超えることは不可能だった。
想定される用途としては、高温と高荷重の両方に耐える材料が求められる航空宇宙分野や原子炉などが挙げられる。