「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」の制作チームは当初、ルネ・オーベジョノワがオドの特殊メイクを施した状態で、感情を十分に表現できるか不安を抱いていた。
宇宙ステーションの保安主任であるシェイプシフターのオドには、特殊なマスクのデザインが必要だった。プロデューサーたちは、オーベジョノワの頭部に装着されるラバー製のパーツが、彼の表情を隠してしまうのではないかと懸念していた。
オーベジョノワは自身の過去の経験を引き合いに出し、制作チームを安心させた。彼はジュリアード音楽院でマスクを使った演技を教えていた経験があり、身振り手振りで感情を伝える術を心得ていたからだ。
オーベジョノワは1996年のインタビューで、マスクを着用していても、首の傾きといった動作を通じて感情を増幅させることができると語っている。同番組は1993年1月3日にシンジケート放送で初公開された。
その後、デザインはフルマスク一体型へと変更された。この変更によりメイク時間は3時間から2時間に短縮され、キャラクターの外見においてもより大きな創造の自由がもたらされた。