新しい実験的治療法により、高齢のマウスやラットの卵巣の硬さが緩和され、受胎率の向上と産仔数の増加が確認された。研究チームは、このアプローチが将来的に女性の晩産化を支援できる可能性があるとしているが、ヒトでの臨床試験が依然として必要である。
華中科技大学の科学者チームは、インターロイキン11というタンパク質を阻害する実験薬を試験した。36週齢のマウスに週2回、4週間にわたって注射を行ったところ、卵巣の硬さが36%軽減された。
治療を受けたマウスの受胎率は25%から50%へと倍増し、平均産仔数も3匹から5匹に増加した。ラットでも同様の結果が得られ、受胎率は20%から50%に上昇し、産仔数は1匹から5匹に増加した。
研究チームはまた、インターロイキン11に反応しないマウスを作成した。これらの個体では卵巣の硬化が抑制され、加齢に伴う排卵数も未治療の対照群より多いことが確認された。専門家は、臨床利用に向けては、今後ヒトにおける安全性と有効性の試験が不可欠であると指摘している。