研究チームは、がん細胞を硬化させることが、悪性腫瘍に対するCAR-T細胞療法の有効性を高める可能性を発見した。マウスを用いた実験では、この手法により腫瘍が完全に消失したケースもあった。この研究成果は、先ごろロンドンで開催された会議で発表された。
がん細胞は膜内のコレステロール濃度が高いため、健康な細胞よりも柔らかいことが多い。この柔らかさが免疫攻撃を回避する助けとなっている可能性がある。ローザンヌのスイス連邦工科大学の研究者らは、がん細胞を硬化させることが免疫療法の成果を改善できるかどうかを検証した。