Thales Alenia Spaceは、NASAのLunar Gateway計画向け居住モジュールに影響を及ぼしている製造上の問題を認めた。同社は「よく知られた金属学的挙動」と説明するこの問題について、2026年第3四半期末までに解決すると表明した。NASAのJared Isaacman長官は先日の議会証言で、当該モジュールに腐食が見られることを明らかにしていた。
Habitation and Logistics Outpost (HALO) および I-HABモジュールの耐圧容器構造を製造した仏伊合弁企業Thales Alenia Spaceは、月曜日に声明を発表した。同社はHALOに関してはNorthrop Grumman、I-HABに関しては欧州宇宙機関 (ESA) と協力し、NASAが承認したプロセスを用いてこの表面上の問題に対処している。「我々のチームは、長年の顧客であるNorthrop Grummanと密接に連携し、HALOモジュールがミッションの要件を完全に満たすよう努めている」とThalesは述べ、同社が製造した国際宇宙ステーション (ISS) の耐圧容積の約50%が、過去に同様の問題があったにもかかわらず25年経った今も稼働し続けていることを強調した。これ以上のコメントは時期尚早とし、問い合わせはNorthropとESAへ送るよう求めた。この問題は、NASAのJared Isaacman長官が先週水曜日の下院委員会での公聴会で、モジュールが腐食していることを明らかにしたことで表面化した。Northrop Grummanは直後に製造上の不備を認め、ESAも腐食を確認した。Axiom Spaceも、Thalesから供給された同社のModule 1で同様の問題が発生していると報告した。NASAは月面探査活動を優先するため、1ヶ月以上前からLunar Gatewayの開発を一時停止している。HALOは当初2022年の打ち上げを予定していたが、こうした問題により2030年以降に延期されている。Isaacman長官は土曜日にXを通じて「修理に対する決定論的なアプローチがあるのか確信が持てない」と修理の実現可能性に疑問を呈し、その後、修理そのものが正当なものかどうかについても疑義を唱えた。現在NorthropはHALOを月面居住施設として再利用することを検討しており、欧州側もI-HABについて同様の検討を行っている。