中国の海上救助当局が、水深4,000メートル(13,100フィート)を超える深海での捜索救助活動へ対応範囲を拡大したと国営メディアが報じた。南シナ海を管轄する救助局は、大規模な深海訓練を経て「正式な移行」を完了した。人民日報は、この進歩をハイテク機器によるものと報じている。
国営メディアによると、中国の海上救助当局は、水深4,000メートル(13,100フィート)を超える深海での捜索救助活動を行う能力を拡大した。中国共産党の機関紙である人民日報は、この転換について「中国の輸送救助・サルベージ部隊が、水深4,000メートルを超える深海での実戦運用へ正式に移行したことを示すものだ」と伝えた。戦略的に重要な南シナ海を管轄する南海救助局は、大規模な深海訓練を経てこの能力を獲得した。
この能力強化を支えたのは、最大6,000メートルまで運用可能な水中ドローンや、ソナーやカメラを搭載した深海曳航システムといったハイテク機器である。
同局は人民日報に対し、「特に水深100メートルを超える深海や遠方の海域では、ダイバーによる探査といった従来の捜索手法を効率的に行うことは困難であり、捜索救助のリスクが大幅に増大する」と語った。
中国の公式データによると、南シナ海の平均水深は1,212メートルで、最大水深は5,559メートルに達する。中国は、より深く遠い海域への海洋プレゼンスを拡大する中で、救助活動の強化を進めている。