銀座ウエスト、創業以来の伝統を守り続ける

東京・銀座の老舗洋菓子店「銀座ウエスト」は、1947年の創業以来、伝統を守り続けている。当初は高級レストランとしてスタートしたが、戦後の規制により喫茶店に転換しつつ、上質な雰囲気を維持した。自然素材を使った手作り菓子が人気だ。

銀座ウエストは、銀座の洗練された一角に位置する洋菓子店で、ドライケーキや葉型の「リーフパイ」などの焼き菓子で知られる。1947年に創業した本店は、街路に面したショーウィンドウとカフェを備え、待ち客の列が日常的に見られる。

店内に入ると、ダークブラウンのスタイリッシュな椅子と白いテーブルクロスが並び、クラシック音楽が優雅に流れ、賑やかな外の世界とは別次元の落ち着いた空間が広がる。

創業者の与田友一氏は当初、高級レストランを開業したが、戦後半年ほどで東京都の贅沢品制限条例により喫茶店に変更した。それでも上質さを追求し、クラシックレコードを流すことで文化人たちの間で評判となった。現在はCDを使用するが、当時のレコードは入口近くのキャビネットに大切に保管されている。

菓子の製法も本格的に受け継がれ、人工着色料や香料を最小限に抑え、職人が素材の自然な風味を引き出す手作りが特徴だ。「良質な天然素材を使っているので、お客様に安心してお召し上がりいただけます」と、2代目オーナーの与田隆一氏は語る。

本店限定のフレンチトースト(税込1,320円)は、ふんわり溶ける食感でバターと卵のシンプルな味わいが楽しめ、メープルシロップを加えるとまろやかな甘さが加わる。

創業70年以上経った今も、創業時の雰囲気と理念が保たれている。「これからもお客様に信頼される場所であり続けたい」と隆一氏は微笑んだ。

住所:東京都中央区銀座7-3-6
アクセス:銀座駅から徒歩5分
営業時間:平日9時~21時、土日祝11時~20時

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