日本経済新聞社のマーケティング専門誌が、2025年の消費者トレンドを反映したスモウ式ランキングを発表した。大阪万博と3時間の歌舞伎映画「国宝」が最高位の横綱に選ばれ、消費者の注目を集めた。万博の経済効果は3兆円に上ると見込まれている。
日本経済新聞社の専門誌Nikkei MJは、12月10日号の1面で、2025年のヒット商品をスモウの番付形式で発表した。この伝統あるランキングは54年間続き、消費市場の動向を鋭く捉えている。
番付は全国の小売店からの販売データに基づき、38品目を東と西の2列に分けてランク付け。最高位の横綱2枠には、大阪万博と「国宝」が選出された。大阪万博は経済効果3兆円が見込まれ、消費者の関心を強く引きつけた。一方、「国宝」は3時間の歌舞伎映画として、革新的なエンターテイメントを提供し、ヒット作となった。
このランキングの起源は1960年代後半に遡る。当時、家庭用電化製品などの基本商品市場が飽和状態となり、メーカー各社は差別化を迫られた。技術革新、機能追加、独特のデザイン、命名法、価格戦略などが成功の鍵となった。1979年のソニー・ウォークマンの例では、3万3千円で高性能ヘッドホンとセット販売され、大ヒットした。
Nikkei MJは1971年にこの番付を始め、古来のスモウ番付のような書体で発表。東側がやや上位とされる形式だ。こうした分析は、消費者の嗜好変化を企業に示す指針となっている。