シカゴで開催された内分泌学会の年次総会「ENDO 2026」で発表された後ろ向き解析によると、2型糖尿病の成人において、セマグルチドの服用は骨折発生率の低下およびボディマス指数(BMI)のより大きな減少と関連していた。
内分泌学会のプレスリリースによると、研究チームは日曜日、シカゴで開催された同学会の年次総会「ENDO 2026」においてこの研究結果を報告した。
電子健康記録を用いたこの解析では、セマグルチドを投与された2型糖尿病の成人(26,324人)と、デュラグルチド、またはフェンテルミン/トピラマートやブプロピオン/ナルトレキソンを含む経口減量療法を受けている対照群(33,555人)を比較した。その結果、セマグルチド群で確認された骨折は794件であったのに対し、比較群では1,045件であり、研究チームはセマグルチドの方がBMIの減少幅が大きかったと述べている。
研究チームは、今回の研究を後ろ向きコホート研究と説明しており、その結果は他の療法と比較してセマグルチドが骨折リスクを約15%低減させることと関連していることを示唆していると述べた。
筆頭研究者であるハイロ・ノレニャ氏はプレスリリースの中で、「骨折は痛みを伴い、高額な治療費がかかり、特に高齢者においては生活の質(QOL)に深刻な影響を及ぼす可能性があります」と述べ、今回の知見が減量プログラムにおける骨健康のモニタリングを推進する一助となることを期待すると付け加えた。
著者らは、この結果を裏付けるためには前向き研究が必要であると指摘している。