「elecoglipron」と呼ばれる新しい経口投与型の実験薬が、第2b相試験において2型糖尿病患者の血糖コントロール改善および体重減少に寄与したことが明らかになった。SOLSTICE試験の結果は、米国糖尿病学会の学術集会で発表され、『ランセット』誌に掲載された。
アストラゼネカが支援したこの臨床試験には、9カ国で406人の成人が参加した。参加者は、非ペプチド性GLP-1受容体作動薬であるelecoglipronの異なる用量、またはプラセボを26週間にわたって投与された。薬を投与されたグループでは、最大89.6%がHbA1c値を7%未満に抑えることができた一方、プラセボ群では24.9%にとどまった。また、最大72.3%が5%以上の体重減少を達成し、プラセボ群の20.2%を上回った。本試験の発表者であり、マス・ジェネラル・ブリガムで糖尿病臨床研究のディレクターを務めるバニータ・アローダ氏は、今回の知見は、現行の注射剤やペプチド系薬剤の限界を克服する経口GLP-1療法の可能性を示すものだと述べた。なお、安全性プロファイルはこのクラスの他の薬剤と同等であった。