大規模な国際共同治験により、合併症のない心筋梗塞を起こしたものの心機能が正常に保たれている患者に対し、ベータ遮断薬による治療は有効ではないことが明らかになった。REBOOT試験の結果は、数十年にわたる標準的な医療慣行に疑問を投げかけるものである。また、同試験では女性患者において、薬を服用した場合のリスクが高まることが示された。
REBOOT試験は、スペインとイタリアの109の病院で8505人の患者を対象に実施された。参加者は退院後、標準的な最新のケアを受けた上で、ベータ遮断薬を服用するグループと服用しないグループに無作為に割り当てられた。研究チームが中央値で約4年間追跡調査を行った結果、心機能が保たれている患者において、死亡率や心筋梗塞の再発、心不全による入院の有意な減少は認められなかった。