米連邦最高裁判所は4月6日、スティーブ・バノン氏の議会侮辱罪での有罪判決を支持した連邦控訴裁判所の決定を破棄し、審理を連邦控訴裁(コロンビア特別区巡回区)に差し戻した。司法省の要請に基づくこの措置により、トランプ政権が訴追の棄却を求めることが可能となる。バノン氏は2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件を調査した下院特別委員会の召喚状に従わなかったとして、すでに4ヶ月の禁錮刑に服している。
米連邦最高裁判所は4月6日(月)、スティーブ・バノン氏の議会侮辱罪での有罪判決を支持した連邦控訴裁(コロンビア特別区巡回区)の決定を破棄し、同裁判所に審理を差し戻す命令を下した。
司法省の求めに応じたこの決定により、政府が訴訟の棄却を申し立てる道筋が開かれる見通しである。ドナルド・トランプ大統領の長年の盟友であり、元ホワイトハウス首席戦略官でもあるバノン氏は、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件を調査した下院特別委員会からの召喚状に応じなかったため有罪判決を受けた。
司法省によると、バノン氏は2022年7月、証言のための出頭拒否と文書提出拒否という2件の軽罪の議会侮辱罪で陪審団により有罪評決を受け、2022年10月に禁錮4ヶ月と罰金6,500ドルの判決を言い渡された。上訴手続きを終えた後、同氏は2024年に服役している。
バノン氏は、自身の非協力的な態度は「意図的」ではなく、弁護士のアドバイスに従ったものであり、トランプ氏が大統領特権を主張していたと主張した。裁判所は、この侮辱罪訴訟において同氏の防御を退けていた。
最高裁の今回の命令自体は、バノン氏の有罪判決を直ちに無効にするものではない。しかし、高裁の以前の決定を破棄し、審理を差し戻すことで、司法省が訴追終結に向けた手続きを進めるための手段を提供することになる。