アウディのフォーミュラ1チームは、アラン・マクニッシュを即日付でレーシングディレクターに任命した。ル・マン24時間レースで3度の優勝経験を持つ同氏は、来週開催されるマイアミGPからサーキットでの業務を担当する。これは3月に予期せずチームを離れたジョナサン・ウィートリーが以前担っていた役割を引き継ぐものとなる。
アウディF1のCEOであるマッティア・ビノット氏は、ウィートリー氏の退団を受けて自身がチーム代表の職務を兼任することになった後、今回の人事を発表した。開発に注力するため、主にファクトリーを拠点とする意向であるビノット氏は、「将来的に新しいチーム代表を探す予定はない。私がその役割を維持するが、レースウィークエンドで私をサポートしてくれる人物が必要だ」と述べ、レース開催地におけるリーダーシップの重要性を強調した。マクニッシュ氏はビノット氏の直属となり、エンジニアリング、戦略、ドライバーマネジメントなど、スポーティングおよびパフォーマンスの観点からF1ウィークエンドの運営を指揮する。世界耐久選手権のチャンピオンであり、かつてアウディのル・マン・ドライバーを務めたマクニッシュ氏は、同ブランドと深い関わりがある。これまでアウディ・スポーツ・アプト・シェフラーのフォーミュラEチームを率いた経験を持ち、現在はアウディのドライバー育成プログラムを統括している。また、かつてF1ではマクラーレンのテストドライバーを務め、2002年にはトヨタから参戦した経歴もある。なお、引き続きアウディF1アカデミーのドライバーたちの指導も行う。ビノット氏はマクニッシュ氏について「アランは並外れたレース経験、技術的理解、そしてリーダーシップをこの職にもたらしてくれる。今回の任命により、我々のプロジェクトの重要な段階において、サーキットでのリーダーシップが強化されるだろう」と評価した。マクニッシュ氏はこれに対し、「アウディ・レボリュートF1チームのレーシングディレクターに就任できることを光栄に思う。アウディおよびフォーミュラ1の歴史における極めて重要な時期に、この刺激的な挑戦ができることを楽しみにしている」と応えた。