イタリアのテレビ局La7が、NvidiaのDLSS 5発表動画の映像をめぐり、Nvidiaの公式YouTubeチャンネルや複数のコンテンツクリエイターに対して著作権侵害の申し立てを行った。La7は、Nvidiaが3月16日に公開した動画のクリップを、4月4日に投稿した自社のポッドキャスト内で使用していた。この申し立てにより、Nvidiaの動画や同技術を扱う他の動画がブロックされている。
La7は、同社のポッドキャスト番組「Coffee Talk 04/04/2026」にNvidiaの「Announcing NVIDIA DLSS 5」の動画の一部を組み込んだ後、これらの申し立てを行った。Scrubing、Last Stand Media、Luke Stephens、Destin Legarieといったコンテンツクリエイターらは、La7の動画よりも前に投稿していた自身のDLSS 5関連動画に対して、著作権侵害の警告を受けたことを報告している。Nvidiaのチャンネルも同様の問題に直面しており、現在、同社の発表動画はYouTube上で世界的にブロックされている。Destin LegarieはX上で時系列の矛盾を指摘し、自身の動画は2026年3月16日に投稿されたものであり、La7の動画よりも前であることを強調した。Legarieは「私は3月16日に動画を録画・投稿した。La7は4月4日に私のコンテンツを使用して、その後私のチャンネルに著作権侵害の申し立てをしたのか?」と述べている。YouTubeは、今回の申し立てはContent IDによる自動一致であると説明し、クリエイターに対して異議申し立てを行い、La7からの回答を最長30日間待つよう助言している。Nvidiaは現時点で本件について公にコメントしていない。この出来事は、YouTubeの自動化された著作権システムの不備に対する根強い批判を浮き彫りにしている。