テキサス州選出の共和党ウェズリー・ハント下院議員は、下院司法委員会の公聴会において、有権者ID法をジム・クロウ法時代になぞらえる民主党議員らの発言を批判し、このような類推は合法的な人種隔離と人種差別による暴力という歴史的事実を軽視するものだと主張した。
ウェズリー・ハント下院議員は、「ヘイトの製造(Manufacturing Hate)」と題された下院司法委員会の公聴会において、民主党が有権者ID制度を「ジム・クロウ2.0」と繰り返し主張していることに対し、異議を唱えた。
ハント議員は発言の中で、ジム・クロウ時代を特徴づけるものとして、黒人が白人と同席の教室で学ぶことを禁じられた事実や、「有色人種専用」の給水器、路上での暴行、リンチなどを挙げた。
またハント議員は、人種隔離下のニューオーリンズで育った自身の父親が、肌の色を理由にフレンチクォーターのレストランでサンドイッチを注文する際、裏口に回らなければならなかったというエピソードを紹介した。
ハント議員は、そうした歴史を踏まえると、投票所での写真付き身分証の提示義務をジム・クロウ時代と比較することは「不快」であると主張した。さらに、自身の背後に掲示された一連の画像を参照しながら、隔離時代の光景と、現代社会において一般的となっている身分証明の要件を対比させて述べた。