5月9日から11日にかけて実施されたポリティコ/パブリック・ファースト(POLITICO/Public First)の調査によると、共和党による区割り再編の動きに対して、たとえ人種的少数派が多数を占める選挙区が減少することになっても対抗すべきだと考える民主党支持者が、回答者のなかで最も多くを占めた。この結果は、投票権法第2条の適用範囲を区割り紛争において制限する判断を下した、4月29日の連邦最高裁による「ルイジアナ州対カレ(Louisiana v. Callais)」判決から数週間後に出されたものとなる。
5月9日から11日にかけて米国の成人2,065人を対象に実施された最新のポリティコ/パブリック・ファーストの世論調査では、区割り再編に関する民主党支持者の見解が、質問の構成によって大きく変化することが明らかになった。
ポリティコの報道によると、共和党による近年の区割り再編の取り組みや、連邦最高裁による「ルイジアナ州対カレ」判決の文脈で質問した際、民主党支持者の45%が「人種的少数派が多数を占める選挙区が減ることになっても」、党指導部は共和党の動きに対抗すべきだと回答した。
一方で、こうした広範な背景説明なしに質問した場合には、黒人やその他の少数派の有権者の政治的権力を守るために設計された選挙区の維持を優先する傾向が強まった。この質問項目では、2024年のカマラ・ハリス氏の支持層の54%が、人種的少数派が多数を占める選挙区の維持をより優先すべきだと答えた。
今回の調査結果は、両党が「カレ」判決を受けて州ごとの新たな区割り再編争いに備える中で発表された。法律専門家らは、この判決により投票権法第2条に基づく投票価値の希薄化に関する基準が厳格化され、連邦法の下で人種を考慮した地図作成を正当化することが困難になったと指摘している。