米連邦最高裁は火曜日、政党と候補者の間の協調的支出に対する連邦政府の制限を撤廃する判決を下した。ブレット・カバノー判事が執筆した6対3の判決は、2001年の判例を覆すものであり、判事たちの間でイデオロギー的な分断が見られた。この決定により、政党は候補者と連携して無制限に資金を支出することが可能となる。
今回の裁判である「全米共和党上院委員会 対 連邦選挙委員会」の訴訟では、ウォーターゲート事件を受けて1974年に制定された制限措置が争点となっていた。カバノー判事は、この制限が政党や候補者の政治的言論活動を行う憲法修正第1条の権利を侵害していると指摘した。
反対意見を述べたエレナ・ケイガン判事は、この判決により政党が大口献金者の導管として機能するようになり、汚職のリスクが高まると主張した。同判事は、制限がなければ一人の献金者が多額の小切手を切り、候補者がそれを実質的に管理できるようになると懸念を示した。
ドナルド・トランプ大統領は「Truth Social」上でこの決定を称賛し、共和党および憲法修正第1条にとって大きな勝利であると述べた。一方、民主党指導部は、億万長者の献金者や特定の利益団体を利するものだとして批判した。
この判決は2026年の中間選挙における支出に影響を与える見通しであり、政党委員会は候補者を直接支援するうえでより大きな柔軟性を得ることになる。